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口臭が強くなったら歯周病のサイン?
2019年8月19日
皆さんこんにちは。
のだ歯科です。
歯医者さんには、口臭で悩まれている方もたくさんいらっしゃいます。
なぜなら、口臭の主な原因はお口の中にあるからです。
とくに、口臭と歯周病との関連は非常に強いので注意が必要です。
そこで今回は、歯周病になるとどうして口臭が発生しやすくなるのかを詳しく解説します。
歯周病は、歯周病菌に感染することで発症する病気です。
歯垢や歯石が温床となり、歯茎へと感染して炎症反応を引き起こします。
その過程で歯周病菌は「メチルメルカプタン」という独特な臭気を放つガスを産生するのです。
よく例えられるのは「腐った玉ねぎのようなニオイ」です。
そうした口臭が認められるようになったら、歯周病のサインだとお考えください。
歯周病によって生じる口臭は、お口の中をきれいに保つことで改善することが可能です。
メチルメルカプタンというのは、歯周病がタンパク質を分解する過程で生じるものなので、その材料となるものがなければ、ガスの発生を抑制することができるからです。
歯周病による口臭を根本から改善するのであれば、歯周病を治療する他ありません。
歯のクリーニングや歯石の除去、ブラッシング指導などを受けて、地道に歯周病を治していきましょう。
当院の院長は歯周病の認定医でもあるため、歯周病治療を得意としております。
重症化した歯周病でも、適切な治療を受けることで完治させることも不可能ではありませんので、まずはお気軽にご相談ください。
このように、「最近、口臭が強くなったかも」と感じたら、歯周病が疑われますので、早めに歯科を受診しましょう。
歯周病が進行するほど、口臭も強くなっていくことから、早期治療が重要となります。
歯周病は口臭だけではなく、歯茎や顎の骨を破壊するという重たい症状も現れる病気だけに、放置するのはおすすめできません。